WhatsApp Business API料金:1通あたりの費用

WhatsApp Business API の料金は、配信されたテンプレートメッセージ 1 通ごとに Meta が課金します。単価はカテゴリ(マーケティング、ユーティリティ、認証)と受信者の国で決まり、2026 年 10 月 1 日から有効な Meta の料金表では、マーケティングメッセージはインドで US$0.0118、ブラジルで US$0.0625 です。プロバイダーによっては、これに独自の手数料が加わります。

Meta の WhatsApp メッセージの課金の仕組み#

2025 年 7 月 1 日から、Meta は WhatsApp Business Platform をメッセージ単位で課金しており、24 時間の会話単位で課金していた以前の方式は終わりました S1。支払う金額は、次の 3 つのルールで決まります。

  • 支払うのは配信されたメッセージの分だけです。 相手の端末に届かなかったメッセージは無料で、顧客から届くメッセージにも課金されません S1。
  • カテゴリで単価が決まります。 テンプレートメッセージはマーケティング、ユーティリティ、認証のどれかで、それぞれ単価が異なります S1。
  • 受信者の国で料金表の行が決まります。 Meta は受信者の電話番号の国番号を見ます。39 の市場には個別の単価があり、それ以外は「その他の中南米」や「その他」のような地域グループにまとめられます S1。

送る側の所在地は関係ありません。日本のショップが +55 の番号を持つ顧客に送れば、ブラジルの単価がかかります。

Meta が単価を変えるのは四半期の初め(1 月 1 日、4 月 1 日、7 月 1 日、10 月 1 日)だけで、料金表の更新は少なくとも 1 か月前に告知されます S1。このガイドの数字はすべて 2026 年 10 月 1 日から有効な料金表のもので、今後変わります。

4 つのメッセージカテゴリと、キャンペーンがどれに当たるか#

WhatsApp のメッセージカテゴリと用途
カテゴリ用途ECでの例
マーケティングセール、特典、お知らせ、再来店の促進「秋冬コレクションが入荷しました。日曜までニット 15% オフ」
ユーティリティ顧客がすでに行ったことについての連絡注文確認、発送のお知らせ
認証ログインや本人確認のためのワンタイムパスコードNinefold アプリのログインコード
サービス24 時間のカスタマーサービスウィンドウ内での自由な文面の返信顧客から届いたサイズの質問に答える

マーケティング、ユーティリティ、認証のメッセージは、Meta の承認を受けてから送るテンプレートです。サービスメッセージはテンプレートではなく、カスタマーサービスウィンドウが開いている間だけ送れます。ウィンドウは、顧客からメッセージや通話があってから 24 時間開きます S1。

カテゴリは、自分で選んだラベルではなく内容で決まります。注文のお知らせと宣伝が混ざったテンプレートはマーケティングとして扱われ、カゴ落ちのリマインドもマーケティングのメッセージです S3。発送のお知らせに「次回のご注文は 10% オフ」と加えれば、マーケティングの単価がかかります。

主な EC 市場のメッセージ単価#

以下は、2026 年 10 月 1 日から有効な、配信 1 通あたりの Meta の公表単価(米ドル)です S2。ユーティリティと認証は月の配信量が多いと単価が下がることがありますが、マーケティングには数量による段階がありません S1。

WhatsApp の配信 1 通あたりの Meta の単価(米ドル、2026 年 10 月 1 日から有効)
受信者の国マーケティングユーティリティ認証
インド$0.0118$0.0014$0.0014
メキシコ$0.0397$0.0085$0.0085
インドネシア$0.0411$0.0250$0.0250
ブラジル$0.0625$0.0068$0.0068
英国$0.0635$0.0220$0.0220
北米$0.0250$0.0034$0.0034
ドイツ$0.1365$0.0550$0.0550

ショップにとって大事な傾向は 2 つです。表のどの市場でも、マーケティングはユーティリティより高く、ブラジルでは約 9 倍、インドでは約 8 倍です。そして国による差が大きく、同じ告知でも、1 通あたりの費用はドイツがインドの 10 倍を超えます。

Meta はここで示した米ドルのほかに 16 の通貨でも請求するため、請求書には現地通貨の金額が表示されることがあります S1。

無料になる WhatsApp のメッセージ#

無料の範囲は 2026 年 10 月 1 日に狭くなったため、古い解説記事では実際より広く書かれていることがあります。現在の Meta のルールは次のとおりです S1。

  • 顧客から届くメッセージには、課金されません。
  • サービスの返信は、ビジネス用の電話番号ごとに月 1,000 通の配信まで無料です。1,001 通目からはサービスの単価がかかります。使わなかった無料分は翌月に繰り越されません。
  • 開いているカスタマーサービスウィンドウ内のユーティリティテンプレートは、2025 年 7 月から無料でしたが、2026 年 10 月 1 日からはユーティリティの単価がかかります。
  • Click to WhatsApp 広告の後のメッセージは、無料エントリーポイントのウィンドウの間、マーケティング、ユーティリティ、認証、サービスのすべてが無料です。このウィンドウは最長 7 日間開きます。

小さなショップにとっての実務的な読み方はシンプルです。顧客の質問に答えることはほぼ無料で、自分から始める告知には、届けた人数分のマーケティング単価がかかります。

WhatsApp のマーケティング配信にかかる費用:試算例#

越境ECで海外にも販売している小さなアパレルブランド Ninefold が、WhatsApp でオプトインした海外の顧客 2,000 人に、秋冬のニットを告知するとします。2026 年 10 月 1 日から有効な Meta のマーケティング単価 S2 で、全員に配信された場合の費用は次のとおりです。

マーケティングメッセージ 2,000 通の配信にかかる Meta の料金(受信者の国別)
受信者の国1 通あたりの単価2,000 通の費用
インド$0.0118$23.60
メキシコ$0.0397$79.40
インドネシア$0.0411$82.20
ブラジル$0.0625$125.00

実際のリストは、たいてい複数の国にまたがります。Ninefold の受信者 2,000 人が、インドネシア 1,000 人、メキシコ 500 人、インド 500 人だった場合、Meta の料金は $41.10 + $19.85 + $5.90 = $66.85 です。配信されなかったメッセージは合計から外れます。

比べると、ブラジルの同じ 2,000 人に送る発送のお知らせは、ユーティリティの単価 $0.0068 で $13.60 です。取引に関する連絡に宣伝を混ぜなければ、この単価のままで送れます S3。

これは Meta の料金だけです。次で説明するとおり、プロバイダーの手数料がこれに加わります。単価は四半期ごとに変わるので、予算を組む前に最新の料金表を確認してください。

WhatsApp のプロバイダーが Meta の料金に上乗せするもの#

多くのショップは、Meta の Cloud API で自社開発するのではなく、プロバイダーを通じて WhatsApp Business API を使います。プロバイダーの料金体系にはいくつかの型があり、合計額は表向きの価格以上に差が出ることがあります。

  • Meta の単価に上乗せするメッセージごとの手数料。 たとえば Twilio は、受信・送信を問わず 1 通 $0.005 を請求し、Meta のテンプレート料金はそのまま顧客に転嫁します S4。
  • 月額のプラットフォーム料金。 一定のメッセージ数や連絡先数が含まれていることもあります。
  • 上乗せ込みのメッセージ単価。 プロバイダーが 1 通あたりの合算価格で請求し、Meta の取り分が別に示されない形です。

プロバイダーを比べるときは、3 つのことを確認します。1 通あたりの価格に Meta の料金が含まれるのか、別に加わるのか。Meta の料金の請求書は誰が発行するのか。送信に失敗したメッセージや追加機能に料金がかかるのか。$0.005 の手数料は小さく見えますが、インドのマーケティング単価 $0.0118 に対しては、1 通あたり 40% 以上の上乗せになります。

Tellnod での WhatsApp の料金#

Tellnod は、Claude や ChatGPT からキャンペーンを送る MCP コネクタです。メールは今日から使えます。WhatsApp はまだ Tellnod で使えませんが、先行利用の申し込みを受け付けています。WhatsApp の先行利用を申し込むから Google でサインインすると申し込めます。料金はすでに決まっています。

  • WhatsApp 追加オプションは、Tellnod のプランに加えて月 $15 です。料金をご覧ください。
  • メッセージごとの Meta の料金は、Meta からあなたへ直接請求されます。Tellnod はメッセージごとの上乗せをしません。
  • 確定する前に、確認カードに国ごとの配信数と Meta の単価が表示され、「Confirm」を押せるのはあなただけです。送信はすべて、あなたが承認します。

チャットでの依頼は、たとえば「WhatsApp でオプトインしたインドネシアとメキシコのお客様に、秋冬コレクションのテンプレートを送って。先に費用を見せて」のようになります。Meta はビジネス名を明記した明確なオプトインを求めているため S5、Tellnod は WhatsApp のオプトイン記録がある番号にだけ送ります。詳しくは WhatsApp のページをご覧ください。

メールなら今日から接続ページで始められます。WhatsApp も、メールと同じ連絡先、ブランド、オーディエンスを使う設計です。戦略については EC の WhatsApp マーケティングとメールマーケティングの同意に関する法律をご覧ください。

よくある質問#

WhatsApp API のメッセージは無料ですか?

無料ではありません。利用自体は無料ですが、Meta は配信されたテンプレートメッセージごとに、カテゴリと受信者の国に応じて課金します S1。顧客から届くメッセージは無料で、ビジネス用の番号ごとに月 1,000 通までサービスの返信が無料です。

WhatsApp のマーケティングメッセージは 1 通いくらですか?

受信者の国によります。2026 年 10 月 1 日から有効な Meta の料金表では、マーケティングメッセージはインドで $0.0118、メキシコで $0.0397、インドネシアで $0.0411、ブラジルで $0.0625 です S2。

配信されなかったメッセージにも Meta は課金しますか?

課金しません。Meta が課金するのは、メッセージが配信されたときだけです S1。ただし、送信に失敗したメッセージに独自の手数料をかけるプロバイダーもあるため、利用するプロバイダーの料金を確認してください。

カゴ落ちのリマインドはマーケティングとユーティリティのどちらですか?

マーケティングです。Meta はカゴ落ちのリマインドをマーケティングに挙げており、注文のお知らせに宣伝を混ぜたテンプレートもマーケティングになります S3。

Tellnod は WhatsApp のメッセージ料金に上乗せしますか?

しません。WhatsApp では、Meta がメッセージの料金をあなたへ直接請求し、Tellnod は月 $15 の追加オプション料金だけを請求します。メッセージごとの上乗せはありません。Tellnod の WhatsApp は先行利用の申し込みを受け付けており、メールは今日から使えます。

出典#

  1. [S1] Meta: Pricing on the WhatsApp Business Platform, 確認日
  2. [S2] Meta: Cost per message in USD on the WhatsApp Business Platform, effective October 1, 2026 (USD list rates), 確認日
  3. [S3] Meta: Template categorization, 確認日
  4. [S4] Twilio: WhatsApp messaging pricing, 確認日
  5. [S5] Meta: Get opt-in for WhatsApp, 確認日