Mailchimp から乗り換えを考える理由#
比較を始めるきっかけの多くは、リストが増えたときか、請求額が変わったときです。Mailchimp の無料プランは現在、連絡先 250 件、月 500 通、1 日あたり 250 通までです S2。無料アカウントの連絡先が 250 件を超えると、アップグレードするかリストを減らすまで、本番の送信もテスト送信も保留されます S2。
料金と同じくらい大切なのが、連絡先の数え方です。Mailchimp では、購読中、配信停止済み、未購読の連絡先がすべて連絡先数に含まれ、アーカイブ済み、クリーン済み、削除済みの連絡先は含まれません S2。有料プランでは、連絡先数や送信数の上限を超えた分が超過料金として自動で請求されます S1。Essentials は月 $13、Standard は月 $20 からで、どちらも支払い情報の入力が必要な 14 日間の無料トライアルの後に課金が始まります S1。
Mailchimp が悪い選択というわけではありません。ビジュアルエディタ、登録フォーム、豊富な連携先をそろえた成熟したツールです。ただ、リストが育ちつつあり、キャンペーンは月に数回、管理画面を担当する人もいない小さなショップには、料金、機能、手間のバランスが別のツールのほうが合うことがあります。詳しい比較は Tellnod と Mailchimp のページをご覧ください。
代替ツールの一覧と無料プランの比較#
無料プランの上限は、各サービスの公式料金ページで 2026 年 10 月 22 日に確認したものです。頻繁に変わるため、乗り換える前に必ず最新の内容を確かめてください。
| ツール | 向いているショップ | 無料プラン | 最安の有料プラン | 作業する場所 |
|---|---|---|---|---|
| Tellnod | すでに Claude や ChatGPT を使い、キャンペーンは月に数回のショップ | 連絡先 500 件、月 2,000 通 | Starter 月 $15 から(連絡先 1,000 件) | Claude や ChatGPT の中。送信はすべてカードで承認 |
| Klaviyo | 自動フローや SMS を使いたいオンラインショップ | アクティブプロファイル 250 件、月 500 通 S4 | アクティブプロファイル数で決まる。料金計算ツールで確認 S4 | Web の管理画面 |
| Brevo | メール、SMS、WhatsApp を低予算で | 1 日 300 通まで S5 | Starter 月 $9 から S5 | Web の管理画面。料金ページには ChatGPT と Claude 向けの MCP も記載 S5 |
| MailerLite | ランディングページと基本的な自動化を備えたシンプルなニュースレター | 購読者 250 人、月 2,500 通 S6 | Comfort 月 $12 から S6 | Web の管理画面。有料プランで MCP と API を利用可能 S6 |
| Kit | ニュースレターを軸にしたクリエイターやブランド | 購読者 10,000 人まで。自動シーケンスはなし S7 | Creator 月 $33 から(購読者 1,000 人)S7 | Web の管理画面 |
| Shopify Email | 注文データの隣でメールを送りたい Shopify のショップ | 対象の Shopify プランで月 10,000 通 S8 | 超過分は 1,000 通あたり $1 S8 | Shopify 管理画面 |
| Omnisend | 小さなリストで EC の自動化を始めたいショップ | 連絡先 250 件、月 500 通 S9 | Standard 月 $11.20 から S9 | Web の管理画面 |
| Benchmark Email | 日本語の管理画面と料金表で選びたいショップ | コンタクト 500 件、月 2,500 通(ドメイン認証が未完了なら月 1,000 通)S10 | Pro プラン 月 ¥2,100〜¥2,500(契約期間で異なる)S10 | Web の管理画面 |
Benchmark Email 以外は米ドル表記、税抜きです。最安の料金は各ページに載っている一番下の段階で、リストの規模に応じて上がります。
ショップのタイプ別、合う代替ツール#
Klaviyo と Omnisend:自動化を軸にした EC 向け
どちらもショップのデータを中心に作られています。Klaviyo の無料プランでは、上限の範囲で自動化、セグメント、レポートを作れます S4。Omnisend は、無料プランに有料プランの機能が含まれ、連絡先数と送信数に上限があり、「Powered by Omnisend」のバッジの表示が必要としています S9。ウェルカムメールやカゴ落ちリマインドがすでに注文の一定の割合を生んでいるなら、このどちらかを選びます。詳しくは 小規模ショップ向けの Klaviyo 代替 をご覧ください。
Brevo と MailerLite:低コストの万能型
Brevo の無料プランは、リストの大きさではなく 1 日の送信数で上限が決まります S5。大きなリストに、たまにだけ送るショップに向いています。「Sent with Brevo」のフッターを外すのは有料機能で、複数ステップの自動化は Standard プランに含まれます S5。MailerLite の無料プランには、有効な自動化 3 つと 2 人分のユーザー枠があり、アクティブな購読者が 250 人を超えると送信がロックされます S6。Brevo については Tellnod と Brevo で詳しく比べています。
Kit:ニュースレター中心
Kit の無料プランは購読者数に余裕があり、一斉配信も無制限ですが、ビジュアルな自動化ビルダーとシーケンスは有料機能で、無料のメールには Kit のブランド表示が残ります S7。セールの告知を頻繁に送るショップより、定期的にニュースレターを発行するブランドに合います。
Shopify Email:すでに Shopify で販売しているなら
対象の Shopify プランには毎月初めに 10,000 通が含まれ、自動化のメールもこの枠に数えられます。ただし、チェックアウト離脱の自動化は除かれます S8。すべてを Shopify 管理画面の中で完結できます。ほかの方法との比較は Shopify ストアのメールマーケティング のガイドにまとめています。
Benchmark Email:日本語で運用したいなら
Mailchimp の管理画面が英語中心で使いにくいと感じるなら、日本語の料金ページとサービスを用意しているツールが候補になります。Benchmark Email の無料プランは期間の制限がなく、コンタクト 500 件、月 2,500 通まで配信できます。ただし、ドメイン認証を済ませていない場合は月 1,000 通までで、メールのフッターと登録フォームには Benchmark Email のロゴが入り、非表示にできるのは有料プランだけです S10。有料の Pro プランの料金は、登録アドレス数で決まります S10。
管理画面か AI チャットか:メール配信の 2 つの進め方#
今、これらのツールの大きな違いは、作業をする場所にあります。多くは管理画面型で、ログインしてエディタでメールを作り、リストを選んで予約します。既存のアカウントに AI アシスタントをつなげるツールも増えています。たとえば Claude 向けの Mailchimp のコネクタは、キャンペーンを企画して下書きを作り、Mailchimp アカウントに下書きとして保存します S3。Brevo の料金ページには ChatGPT と Claude 向けの MCP が載っており S5、MailerLite も有料プランで MCP を利用できます S6。
Tellnod は逆の方向から作られています。Tellnod は MCP コネクタであり、それ自体がメール配信ツールです。設定、連絡先、下書き、プレビュー、送信のすべてを Claude や ChatGPT の会話の中で行うので、覚えるべき管理画面がありません。その代わり、機能の深さには差があります。Tellnod にはドラッグ&ドロップのエディタがなく、ウェルカムメールのような自動フローは提供予定で、まだ利用できません。
Claude や ChatGPT でキャンペーンを送る流れ#
ニット、アウター、ベーシックアイテムを扱う小さなアパレルブランド Ninefold が、Tellnod を接続した後に秋のニットのキャンペーンを送る場合の流れです。
- 「ninefold.com からブランドを設定して」。Tellnod がサイトからロゴと色を読み取ります。
- 「この顧客の CSV を取り込んで。ファイルでオプトインが確認できる人だけを購読者にして」。
- 「昨冬アウターを買ったお客様に、新作のウールコートを案内して。日曜まで送料無料」。実際のメールが Ninefold のブランドでチャットに表示され、パソコンとスマートフォンのプレビューも確認できます。
- 「見出しを短くして、私にテストを送って」。
- アシスタントが送信を準備し、配信数、除外される連絡先、送信日時を示す確認カードを表示します。あなたが「Confirm」を押すまで何も送られず、AI が代わりに押すことはできません。送信はすべて、あなたが承認します。予約した送信は、送信時刻までキャンセルできます。
無料プランは連絡先 500 件、月 2,000 通までで、フッターに「Sent with Tellnod」が入ります。Starter ではフッターの表示がなくなり、連絡先 1,000 件で月 $15 からです。新しいワークスペースにはすべて、カード登録不要の 14 日間 Starter トライアルが付きます。詳しくは料金のページをご覧ください。
選び方のチェックリスト#
- 実際のリストの件数を数えます。 今のツールが配信停止済みの連絡先にも課金しているなら、それも含めて数え、各ツールでどの料金段階になるかを確認します。
- 月の送信数を見積もります。 リストの件数に月のキャンペーン数を掛けます。連絡先の上限だけでなく、1 日や 1 か月の送信上限とも比べます。
- 自動フローが今必要かを決めます。 カゴ落ちリマインドやウェルカムメールが今すぐ大切なら、そのプランで使えるツールを選びます。
- ブランド表示のルールを確認します。 無料プランの多くはサービスのフッターやバッジが入ります。外すのにいくらかかるかを調べます。
- 日本語で使えるかを確認します。 管理画面、ヘルプ、サポートが日本語に対応しているかは、担当者が 1 人のショップほど効いてきます。
- 作業する場所を選びます。 管理画面のビジュアルエディタ、Shopify 管理画面、それとも普段使っている AI チャットか。
- 送信ボタンを押すのは誰かを確認します。 アシスタントが手伝う場合、自分で送信できるのか、あなたが承認する下書きを用意するだけなのかを確かめます。
- ドメインを準備します。 最初の大きなキャンペーンの前に、SPF、DKIM、DMARC のレコードを追加できるドメインを用意します。
Mailchimp からリストを移す手順#
- オーディエンスを CSV で書き出します。配信停止済みとクリーン済みの連絡先も含め、新しいツールでも送信対象から外れたままにします。
- ファイルを取り込み、同意の状態が正しく移ったかを確認します。同意の記録がない連絡先は、購読者として登録しません。
- キャンペーンを送る前に、新しいツールで送信ドメインを認証します。
- 最初のキャンペーンは反応のよい顧客に送り、数週間かけて対象を広げます。年末年始のセールや福袋の告知など、大きな配信の直前に乗り換えるのは避けます。
- 旧アカウントに依存するものがなくなったら、そこにある連絡先をアーカイブし、Mailchimp の連絡先数に数えられないようにします S2。
よくある質問#
小規模なショップで Mailchimp より安いツールはありますか?
リストの規模と送信の頻度によります。数百件のリストなら、Mailchimp の 250 件より上限の高い無料プランがいくつかあります。Tellnod(連絡先 500 件、月 2,000 通)、MailerLite(月 2,500 通)、Benchmark Email(コンタクト 500 件、月 2,500 通)などです。自分の数字で各料金ページと比べてください。
無料で使える Mailchimp の代替ツールはありますか?
あります。Klaviyo、Brevo、MailerLite、Kit、Omnisend、Benchmark Email、Tellnod には無料プランがあり、Shopify Email は対象の Shopify プランで月 10,000 通を利用できます。連絡先数、送信数、ブランド表示、自動化のどこに制限があるかはツールごとに異なります。
EC に向いている Mailchimp の代替はどれですか?
自動フローが注文を生んでいるなら Klaviyo か Omnisend、Shopify で販売していてシンプルに使いたいなら Shopify Email、キャンペーンは月に数回で Claude や ChatGPT で作業したいなら Tellnod が合います。
Mailchimp では配信停止した連絡先も料金に含まれますか?
含まれます。Mailchimp のヘルプセンターによると、購読中、配信停止済み、未購読の連絡先は連絡先数に含まれ、アーカイブ済み、クリーン済み、削除済みの連絡先は含まれません。
出典#
- [S1] Mailchimp: Marketing plans and pricing, 確認日
- [S2] Mailchimp Help: About Mailchimp pricing plans, 確認日
- [S3] Mailchimp Help: Use the Mailchimp connector in Claude, 確認日
- [S4] Klaviyo: Pricing, 確認日
- [S5] Brevo: Pricing plans, 確認日
- [S6] MailerLite: Pricing, 確認日
- [S7] Kit: Pricing, 確認日
- [S8] Shopify Help Center: Shopify Messaging email pricing, 確認日
- [S9] Omnisend: Pricing, 確認日
- [S10] Benchmark Email: 料金プラン|メール配信・メルマガ配信サービス, 確認日